AMIT 2016

REPORTレポート

OUTLINE

AMIT 2016

AMIT2016 では東京のテクノロジー&アートシーンを盛り上げ、丸の内を訪れる人々に、メディアアートの最先端に触れる機会を創出すると同時に若手アーティストに作品発表の場を提供することで、さまざまな出会いが生まれる場を提供しました。

3回目の開催となった今回は、1日限りのイベントとして、展示、ワークショップ、トークセッション&プレゼンテーション、ライブパフォーマンスと多彩なプログラムを展開しました。朝から夜までたくさんの方が訪れ、アートとテクノロジーで賑わう都市空間が創造されました。

日時
2016 年 2 月 28 日(日)11:00 - 21:00
会場
丸ビル 1F マルキューブ(東京都千代田区丸の内 2-4-1)

EXHIBITION

石田 尚志《フーガの技法》(2001)

石田尚志の代表作をあいちトリエンナーレ2016ブースに設置したモニターで展示。石田さんのファンが多く訪れていました。

落合 陽一《コロイドディスプレイ》(2012)

通りがかりの方が不思議そうに眺めている姿が印象的でした。プロジェクターの方を覗き込む人も多く、そのたびに作家やフタッフがしくみを説明し、テクノロジーへの理解を深めていました。シャボン玉膜の中できらきら光る蝶の映像が子どもたちにも人気でした。

やんツー+石毛 健太《カーゴ・カルト》(2015)

おもちゃやお掃除ロボットなどが動き回る様子に子どもたちが釘づけになっていました。また、通常の絵画や彫刻作品を見慣れている大人にとっては作品とは思えない造形物を観て、作家とコミュニケーションを図る方も多く、たくさんの方に楽しんでいただきました。

加治 洋紀・小林 椋・原 淳之助《カナデルエキシビション》(2016)

人感センサーや光センサーなどによって動く作品のため、近づくと音がすることで、たまたま通りかかった方にも興味を持っていただきました。作家が近くにいて説明することで、来場者が実際に触って楽しむことができ、大人から子どもまで、たくさんの方に楽しんでいただきました。

協力
ソニー株式会社
http://meshprj.com/jp/

あいちトリエンナーレ2016ブース

共催していただいたあいちトリエンナーレ2016を紹介するブースを設置しました。ソニーのポータブル超短焦点プロジェクターを使って、PR映像と、芸術監督である港千尋の写真作品を上映しました。

共催
あいちトリエンナーレ実行委員会
http://aichitriennale.jp/
協力
ソニー株式会社
http://www.sony.jp/life-space-ux/introduction/


WORKSHOP

AMIT2016 ✕ MESH (Sony)
カナデルエキシビション
~MESHで奏でるワークショップ~

瞬時にプログラミングができるソニー株式会社のスマートDIYキットMESHを使い、アーティストがあらかじめ用意したデバイスと日常生活の中で使っている身近なグッズを使って音のでる作品を制作。最後は参加者全員で合奏しました。ワークショップ終了後も作品を会場に展示し、アーティストが説明することで、ワークショップ参加者だけでなく、たくさんの人に電子工作の楽しさに触れていただきました。会期終了後はソニー本社の Creative Lounge 及び、FabCafe MTRL でも作品を展示しました。

ファシリテーター
萩原丈博(ソニー株式会社)
加治洋紀・小林椋・原淳之助(アーティスト)
協力
ソニー株式会社
http://meshprj.com/jp/

TALK SESSION & PRESENTATION

SESSION 1都市と祝祭
アートフェスティバルの未来

SESSION1では、今回共催していただいたあいちトリエンナーレ2016芸術監督港千尋氏と参加作家の石田尚志氏をパネリストに迎え、国際芸術祭と都市との関係についてお話ししていただきました。あいちトリエンナーレ関係者をはじめ、たくさんの方が熱心に話を聞いていました。

時間
13:00 - 14:00
パネリスト
石田 尚志(あいちトリエンナーレ2016 参加作家/多摩美術大学准教授)
港 千尋(あいちトリエンナーレ2016 芸術監督/写真家/著述家)
モデレーター
四方幸子(メディアアート・キュレーター/AMIT2016ディレクター)
協力
あいちトリエンナーレ実行委員会
http://aichitriennale.jp/

PRESENTATIONデジタルネイチャーが拓く未来の都市

プレゼンテーションでは、今各界から注目されている研究者でありメディアアーティストである落合陽一さんに、テクノロジーの進化によって都市の未来はどう変わるのかについてお話ししていただきました。短い時間にも関わらず多くの方が来場し、関心の高さがうかがわれました。

時間
14:15 - 14:45
プレゼンター
落合 陽一(筑波大学図書館情報メディア系助教 デジタルネイチャー研究室主宰/AMIT2016参加アーティスト)
共催
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/

SESSION 2テクノロジーアート&
デジタルファブリケーションの現在

SESSION2では、テクノロジーが身近になってきている現在、わたしたちの生活はどう変わるのかについて、テクノロジーアートとデジタルファブリケーションの第一人者たちにご登壇いただき、これからのアートとものづくりについて語り合っていただきました。学生や若い方を中心にたくさんの方が熱心にお話しを聞いてくださいました。また、フランス文化庁関係者も多数来場しました。

時間
15:00 - 16:30
パネリスト
田中 浩也(慶應義塾大学情報環境学部准教授/ファブラボ鎌倉主催)
やんツー(アーティスト)
セドリック・ユシェ(Festival Scopitone ディレクター/フランス)
モデレーター
関口 敦仁(愛知県立芸術大学大学院教授/美術家)
共催
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/
協力
アンスティチュ・フランセ東京
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/
フェスティバル「デジタル・ショック」
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/digital-choc-2016/
スコピトーン・フェスティバル
http://www.stereolux.org/scopitone-2016

LIVE PERFORMANCE

丸の内アンビエント

ソニーから発売されたばかりの話題のグラスサウンドスピーカー15台を会場内に設置し、360度に音が広がるスピーカーの特徴と、マルキューブという巨大な吹き抜け空間の特性を最大限に活用し、これまでにない音楽体験を提供しました。蓮沼さんの人気もあり、たくさんの方にご来場いただき、1階フロアだけでなく、2階、3階からも音楽を楽しんでいただきました。

出演
蓮沼 執太(音楽家)
協力
ソニー株式会社
http://www.sony.jp/life-space-ux/introduction/
株式会社ゴーズ
http://www.g-ptr.com/